No. | 質問・回答 | おれい |
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[60484] モニタがぼやけるのは寿命? |
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■質問■
最近、モニタがぼやけるようになってきました。時間がたつほどひどくなっていきます。
しばらく我慢して使っていると、モニタ後方から「バチッ」と音がして少しぼやけが改善されることもありますが、しばらくするとまたぼやけてしまいます。
PC(とモニタ)の電源を切って、しばらくしてから電源ONすると、ぼやけが解消していることもありますし、なんどやっても変わらないこともあります。
モニタの前面ボタン→Degaussというのをやってみたところ、最初は改善効果があったのですが、今では画面が揺れるだけで改善されなくなってしまいました。
画面のプロパティ→設定タブ→詳細→アダプタタブ→リフレッシュレートで、
「最適」から「60Hz」などに変えてみても改善されませんでした。
今は、仕方なく別の小さいモニタでこれを書いています。このモニタは普通に映るので、PC(オンボードのグラボ??)の問題ではないと思っています。
モニタは中古で買ったものなので、もう寿命が来てしまっているのでしょうか?
もし何か出来ることがありましたら、教えて頂けませんか。
宜しく御願いいたします。
■システム■
OS: Windows Me
機種名/型番: NEC VALUESTAR PC-VL700R55D
CPU: AMD Duron Model 3 (AMD Athlon(tm) Processor, MMX ,3DNow)
Display Devices
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Monitor: COMPAQ P110 Color Monitor (たぶんCRT。非液晶です)
Card name: NVIDIA Vanta (Japanese)
Display Memory: 15.5 MB
Current Mode: 1152 x 864 (32 bit)(optimal refresh rate)
Driver Name: nvdisp.drv
Driver Version: 4.12.01.0543 (English)
DDI Version: 7
迷い猫 (未登録) 2005年3月14日17:48
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>Monitor: COMPAQ P110 Color Monitor (たぶんCRT。非液晶です)
CRT、液晶以外のモニターは一般的にはないと思いますので「CRT」と思います。
(CRTはわかりやすくいえばブラウン管のことです。従来型テレビののように奥行きのある表示画面がCRTです)
>しばらく我慢して使っていると、モニタ後方から「バチッ」と音がして少しぼやけが改善されることもありますが、しばらくするとまたぼやけてしまいます。
CRTには高電圧が必要ですが、その高電圧が放電していますね。
>PC(とモニタ)の電源を切って、しばらくしてから電源ONすると、ぼやけが解消していることもありますし、なんどやっても変わらないこともあります。
高圧発生回路(フライバックトランス、またはその周辺の回路)に問題があるようです。
ピントが合わない(フォーカスが合わない)状態です。
>モニタの前面ボタン→Degaussというのをやってみたところ、最初は改善効果があったのですが、今では画面が揺れるだけで改善されなくなってしまいました。
「Degauss」は「消磁」という意味で、(CRT方式の)ブラウン管が磁化する(磁気を帯びる)と、画面がきれいに写らない(ピュリテ=色純度といいます)を解消するために行うもので、今回の症状に直接的な関連はありません。
たまたま、その周辺回路が影響を受けているにすぎなません。
結論ですが、
・ご使用のモニターは「CRT」に間違いありません。
・ご報告の症状は、CRT方式のモニター(テレビも同じ)の寿命と考えるのが妥当です
・ある意味で、このまま使い続ける事は大変危険ですの
従って、別のモニター(ディスプレイ)を使用されることをお勧めします。
maido (2696) 2005年3月14日22:53
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バチッと音がしてぼやけるのが解消するのであれば、大量の埃が原因で
トラッキング現象が起きているか、フライバックトランスの線と基板の
間のハンダが割れています。(たぶん後者)
CRTのモニターのフライバックトランスは巻線が熱膨張で伸縮するので
ある程度は仕方ないようです。基板に切れ目やスリットを入れてあるは
ずですが、一般的なCRTでは完全には防げないようです。
背面カバーを外してみて、大型トランスの基板との接続部ハンダに
「しわ」のような物が見て取れればハンダ割れは間違いないでしょう。
ハンダ付けし直せば大抵直ってしまいますので、買い換える覚悟がある
ならば自分で修理してみるのも良いと思います。
ホコリが原因の場合は洗剤かけて少し浮かしてから水で洗い流して1週
間程度乾燥させるか、ファンヒーターなどで(近づけすぎないように!)
上手に乾かせば1日程度で使えるようになる場合があります。
YOSSY (未登録) 2005年3月15日07:14
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> 背面カバーを外してみて、
> 自分で修理してみるのも良いと思います。
内部には高電圧の部分があり,感電すると大変危険です(命に関わります)
コンセントプラグを抜いた状態でも,簡単に放電しませんので
危険性は変わりません.
専門知識を有しないのであれば,手を出さない方が良いです.
aice (367) 2005年3月15日09:26
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>背面カバーを外してみて、
私もaiceさんと同じ意見です。
ブラウン管にはフライバックトランスから25KV(25,000ボルト)程度の高電圧が供給されています。
この高電圧は強制的に放電させない限り、電源プラグを抜いていてもなかなか放電しません。
従って、ブラウン管式のテレビ構造などを専門的に理解していない限り、背面カバーをはずすことは絶対にやめるべきです。
最初に回答しました様に、このまま使い続けると発熱や発火の危険性もありますので、素直に買い換えられることをお勧めいたします。
maido (2696) 2005年3月15日12:48
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■maido様、迅速丁寧なご回答、ありがとうございます。
モニタはかなりの奥行きがあって重いです。やっぱりCRTでいいんですね。
放電してたのですか。たしかにそんな感じっぽいですね。
Degauss=消磁してもダメなのは、他に原因があるから基本的な解決にならないのですね。
寿命ですか・・・う〜ん、困ったなあ。
■YOSSY様、丁寧なご回答、ありがとうございます。
なるほど・・・それら2つの想定原因と対処法があるのですね。
ほこりはたまってるかもしれません。PCを空けてLANボード?をつけたときもほこりが入っていましたから、一度も開けたことがないモニタはもっと・・・。
はんだづけくらいはできるので、もし分かればやってみたいものです。
■aice様、maido様、補足くださりありがとうございます。
むむ・・・コンセント抜いたら安全、というものではないのですね。
わたしのような素人には危険だからあえて教えてくださらなかった、ということですね。
(25000ボルトにもなっているのですか・・・。そういえば、静電気ってすごい電圧なんだけれど人間が死なないのはアンペアが小さいから、ってどこかで見たような気がします)
・・・・・・・・・
皆様、大変参考になりました。ありがとうございます。
モニタって高いので困ります。だから中古で買ったのですが、裏目にでてしまったのかもしれません。
教えて頂いた情報をもとに放電できるかとか調べてみてみたいですね。
いつ買い替えられるかわからないし、このままではお金のかかるゴミにしかならないですし(処分にもお金かかりますよね)。
可能性はあるけれど注意点もある。素人には危険でありあくまで自己責任。出来そうになかったらわたしには寿命だった、ということかな。
もし今のわたしには出来なかったとしても知識は得られましたし、またこれをご覧になっている他の方やこれから同じような質問をされる方にとっても価値ある情報かもしれません。そういう意味でもたくさんの御意見は参考なりますよね。
そういえば、モニタのコンセントはふつうの形(2本の平らな棒が出てる形)ではなくて、もう1本、丸い棒が出てる形なんです(予備モニタのはふつうの形)。
もしかすると、放電やアース(同じこと??)と関係あるのかもしれませんが、普通のタップ(コンセント差込口)しかないので、それって本当はよくないのかも・・・と、思いました。
迷い猫 (未登録) 2005年3月15日22:48
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[61040] |
補足です。
>そういえば、モニタのコンセントはふつうの形(2本の平らな棒が出てる形)ではな>くて、もう1本、丸い棒が出てる形なんです(予備モニタのはふつうの形)。
基本的には3穴コンセントに変更してアースを接続するのが良いのかもしれませんが、もし3P-2Pアダプタを使っているのであれば、それによる電極接触状態の不安定化要因が4箇所増えることになります。接続部分のマスが物理的に大きくなるので不安定になりますし、電気抵抗も無視できないレベルになる場合もあります。
コードを2Pタイプに変えるか、不可能な場合はアース用丸ピンを折ってしまうかしてアダプタを排除し接点介在数を減らす工夫が必要ですね。
一般家庭の場合、仮にアース線がコンセントまで来ているアース付のソケットだったとしても、接地インピーダンスが高すぎてパソコンの場合はほとんど役に立ちません。
アースラインのインピーダンスが高いとそれがアンテナの役目をしてコモンモードノイズなどを放射して家電機器にノイズが出てしまうなど、悪影響のほうが大きい場合が多いです。また近所に落雷などがあった場合にはアースループにより高電圧が印加され、かえって被害が拡大することもあります。
たとえアースラインが接地されていなくても、壁のコンセントを3Pに交換し3Pプラグで接続することにより、「接続の安定化」という面では意味があると思います。
(本来は資格が必要ですので自分で行う場合は自己責任になります。もっとも、屋内配線が原因で火災が起きても電気工事店は保障はしてくれませんけどね)
>背面カバーを外してみて
この件に関しては認識の差でしょうか。
私は中学校の技術家庭レベルの知識の正確な理解があればと考えます。
カバーを外して内部に溜まった埃を取るだけでも直る場合もありますので。
たとえば、地磁気自動調整機能が無いモニターはカーバーを外して通電しないと微調整できない場合が多いですし。
もしカバーを外す場合は内部コンデンサの放電に十分な時間的余裕を取ってから開けるべきでしょう。まあ、コンデンサに負荷が繋がっていないことは考えられないので2、30分で十分だとは思います。
YOSSY (未登録) 2005年3月25日05:52
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